不安でどうしようもなかったり、前を向けなかったり。そんな人に読んで欲しい一冊。
将来に他する不安が大きくて、でも行動が伴っていなくて。モヤモヤして。
そんな時になんとなく懐かしいなという軽い思いで読んでみたら、めちゃくちゃ心に刺さりました…
もうグサグサです…(笑)
こんにちは。Kuro-nnnです!
- 作者: ルーシー・モード・モンゴメリ,Lucy Maud Montgomery,村岡花子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/02/26
- メディア: 文庫
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この本は有名ですよね。
子供の頃に読んだことのある方も多いと思います。私も小学生の頃に読みました。
小学生のころは、アンの想像力に心が躍って。アンのやんちゃぶりに共感して。ただ楽しく読んでいた記憶があります。
でも大人になった今読むと全然ちがいますね…
読み終わった感想を簡単に言うと
不安も、不明瞭な未来も、みんな楽しめる気がする!!
こんな気持ちでした( ´∀` )
ウジウジしていた自分が恥ずかしいと思うくらい前を向かせてくれる物語です!!
もし、不安でどうしようもない人や前を向けない人がいたらぜひ読んでみてください!
あなたの心に響く言葉が見つかるかもしれません…♪
では、「赤毛のアン」の中で、私の心に刺さった言葉を紹介していきます。
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楽しもうと思えば大抵いつでも楽しめる。
物語の序盤に出てくる言葉にこんなものがあります。
楽しもうとかたく決心さえすれば大抵いつでも楽しくできるのが、あたしたちなんです。もちろん、かたく決心しなくちゃだめよ。
これは、アンが再び孤児院に戻される道中に言う言葉です。
この時のアンの境遇は同情してもしきれないくらいなのに、このセリフを言ってしまうんですよ。
しかも、まだ11歳の子どもが。
このセリフを読んだとき「その通りだなぁ」と言葉が心にじんわりと広がっていきました。
私には親がいて、帰る家もあるのに。アンに比べたらこんなに恵まれているのに。
小さなことで落ち込んで不安になって、なんだか恥ずかしいなと。
楽しむ努力なんてしたことなかったなと、気が付きました。
楽しそうに生きている人たちはきっと楽しむ努力をしているんですよね。
当たり前かもしれないけれど、いっぱいいっぱいになると忘れちゃいそうです。
気をつけねば(^^;
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何かを手に入れたいと思うからこそ不安になる。
不安は気持ちが弱いから生じるものだから不安になってしまう私はダメなんだなと思っていました。
そんな、不安に対するネガティブなイメージを取り除いてくれたのがこの言葉。
この世の中では、何かを手に入れたいと思えば、それなりの代償を支払わなければならない。野心は持つに値するものであっても、手に入れるのはたやすいことではなく、勤勉さと克己心が要求され、さらに不安や落胆にもうちかたなければならないのだ。
やりたいことがあるから、目標や野心があるから、不安になる。
この考え方がとても気に入りました!!
確かに自分が不安でどうしようもなくなった時を思い返すと、大きな大会の予選会とか受験とか、絶対に勝ちたい!受かりたい!と思っているときが多かったように思います。
絶対にこうしたい!という気持ちが大きければ大きいほど、不安になるのは当たり前。
そう思えば、不安を否定して押し殺すのではなく、受け入れられるような気がしてきました(^^♪
不安になるのはそれだけ努力した証!
くらい思ってもいいのかもしれませんね。♪
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先のことは分からない。でも、きっと素敵なところがある。
あたしがクイーンをでてくるときには、自分の未来はまっすぐにのびた道のように思えたのよ。いつもさきまで、ずっと見とおせる気がしたの。ところがいま曲がり角にきたのよ。曲がり角をまがったさきになにがあるかは、わからないの。でも、きっといちばんよいものにちがいないと思うの。それにまた、それのすてきによいところがあると思うわ。
小学生の私はこの言葉を読んでも、そんなに気に留めなかったとおもいます。
曲がり角と言われたって、進学する学校を選ぶときの事かなくらいにしか考えていなかったのではないかと。
でも大学生になって自由が増えて、将来どうしようと考えて。
無数にある選択肢の中から自分で選ばなければいけなくなった今。
すごく響いています。
どの選択肢を選んでも、急速に変化し続けている今の社会で10年後や20年後の自分が明確に分かるようなもののほうが少ないのではないかと。
でもアンの言うとおり、きっとどれを選んでも良いものだし、それぞれ良いこともあるんだろうなと思えました…!!
以上。「赤毛のアン」で心に刺さった言葉たちでした!!
私はアンよりもかなり年上ですが、まだまだアンには及ばないみたいです(^^;